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コストについて

投資信託というのは、販売会社、運用会社などを通して購入運用するため、
コスト(費用)がかかってきます。
年々増加傾向にもあり、運用成績がよくてもコストが高ければ全然儲からないことも。
同じ投資対象の投資信託でもコストがかなり違うなんてこともあります。
よく、見比べてから購入するようにしましょう!

■ 購入時手数料

購入するときに必要な手数料です。基本的に、購入額に対して比率分だけ取られるため、
1%といえど、100万円購入したら、1万円手数料として取られ99万円投資の
マイナススタートなのです。
最近は、ノーロードという購入時手数料が無料なものもあります。
良い商品が見つかれば、このようなファンドをお勧めします。
しかし、手数料が高いからといって、悪い投資信託とは限りません。
手数料が高いのには、それなりに理由があるからです。
新興国など投資しにくい商品、通貨選択型、ヘッジファンドなどは、高い傾向にあります。
手数料が高くとも、それ以上のリターンが出せれば問題ないですね。
購入時手数料が、その投資対象のリターンに見合うかどうか?
よく考えてから、投資して下さい。

■ 信託報酬

運用時に必要なコストです。
信託報酬も購入額に対する比率分となります。年間換算の比率ですので365日で割ったものが毎日少しづつマイナスされていきます。
注意して欲しいのが名目の信託報酬と実質の信託報酬という2種類の見方が有ることに
注意して下さい。
ネット証券の画面では、ほとんど名目の信託報酬しか記載されていません。
よって、目論見書を必ず確認してください。ちゃんと明記されています。

米国高利回り社債・ブラジル・レアルF(毎月) の(例)
目論見書信託報酬
販売名目上、1.0290%となっていますが、実質は1.62%ということですね。

投資信託によっては、海外の投資信託に投資しているものがあるのです。
この海外でかかる信託報酬が別途かかる場合があるのです。
これを実質の信託報酬といいます。

■ その他費用

監査費用や、保管費用など予め計算できないコストというものがあります。
上記の目論見書図にも乗っていますね。
気になる方は、運用報告書に載っていますので確認してみてください。

■ 信託財産留保額

売却時に必要なコストです。安定運用に必要なものです。
あまり、過度に気にする必要はありませんが利益確定した時、受取金額が少し減ることを
認識しておいて下さい。