アセットアロケーションについて
アセットアセットアロケーションとは、
株、債券、コモディティなどの投資商品タイプをどの比率で資産を購入し、保有していくか
ということです。
リスクの高いものは、少なめ?逆相関性(株が上昇すると債券が下がる)などを意識して、
安定した収益が得られるようにバランスを取る?ことです。
しかし、私から注意していただきたいことは以下の2つのみです。
■ 「リスク資産」と「安全資産」の2つのアセットとして分ける
リスク資産とは、株、債券、コモディティなどの投資商品全般ですね。
昨今、世界同時株安などが発生すると、債券、コモディティなど相関性も関係なく全て値下がりしてしまうのです。よって、リスク資産をどのように比率を構成しようと安定した運用は不可能なのです。
よって、リスク資産の比率でリスクをコントロールするのは間違いです。
安全資産というのは、元本割れしない現金、定期預金や基本的に国が破綻しない限り大丈夫な日本の個人向け国債などを指します。
元本割れしないというのは、リスクが無いということですね。
要するに、リスクは安全資産の比率で調整するものだと思って下さい。
安全資産を何割にするか?リスク調整した後で残りの割合をリスク資産としてください。
これが現在の正しい、アセットアロケーションの組み方です。
リスクは、調整されているわけですから、リスク資産は何でも良いということです。
好きなものに投資して下さい。こう考えれば気が楽でしょ?
■ 年齡によって安全資産比率を高めていく
相場とは一度、暴落すると元に戻るまで何年もかかります。
家族を養うお金。年金ぐらしのアテ。お金は年と共に非常に重要なものとなります。
なぜなら、働けなくなると給与所得が無いため、資産を取り崩していく生活となるからです。
若いうちは、給与所得がある、資産規模も小さい為、大きくリスクを取っても問題ありません。
しかし、60代や70代で資産が半減する大暴落が発生したとしたらどうでしょう?
暴落とは、5年程度で元に戻るものではありません。その後の生活設計が狂ってしまい、
慌てふためくことになりかねません。
以下は、例えばの例ですが、年齡と共に安全資産の比率を高めていくべきです。
投資は、一生行うもので子供の世代まで相続を考えているという積極的な方もおられます。
しかし、そんな余裕のある人ばかりではないでしょう。
投資の入り口もあれば、出口があるものです。今の内に出口戦略を考えておくとよいでしょう。